ICL手術で失敗しないための病院の選び方

ICL手術で失敗しないための病院の選び方

2025.04.04

ICL手術で失敗しないための病院の選び方

この記事の監修者

 
大内雅之アイクリニック 院長 大内雅之

2018年大内雅之アイクリニック開設。
眼内レンズ手術(白内障・ICL)手術専門クリニックとして、
総手術件数は25,000件以上。
疾患や治療の説明を端的に、分かりやすくお伝えする啓蒙・修練の場として、メディアへ出演や、数多くの論文・著書の実績も持ち、指導的立場で臨床にあたる。2022-23・2024-25ベストドクターズ、2期連続で選出され、多くの医師からも支持を受けている。
「担当医の顔が見える医療、術前から術後まで執刀医による一貫した診療」にこだわり、患者様がいかに快適に人生を楽しめるか(QOL)を追求し続けている。
東京医科歯科大学 特命教授、北海道大学 非常勤講師、
日本白内障屈折手術学会理事、日本眼科手術学会理事

近年、ICL手術が視力矯正の新たな選択肢として注目を集めています。メガネやコンタクトレンズに頼らず、クリアな視界を得られるため、多くの人が関心を持っていますが、どの病院で手術を受けるべきか悩むこともあるでしょう。


本記事では、ICL手術を安心して受けるための病院選びのポイントを詳しく解説します。信頼できる医師の見極め方や、手術実績の確認方法、アフターケアの重要性など、後悔しないための基準を紹介します。大切な視力を守るために、ぜひ最後まで読んでみてください。


ICL手術に適した病院の選び方

視力矯正を目的としたICL手術を受けるにあたり、病院選びは非常に重要です。高度な技術が求められる手術であるため、実績のある医師を選ぶことが、安全で満足度の高い結果につながります。重要なことは、実績有る病院ではなく、実績有る医師を選ぶという点です。理由は、以下でご説明します。


執刀医が常勤医か確認する

ICL手術は、手術そのものだけでなく、術後の経過観察や合併症への対応も非常に重要です。執刀医が常勤であれば、術後にトラブルがあった場合でも同じ医師が一貫して診てくれるため、患者にとって安心感があります。


病院やクリニックの公式サイトで、医師紹介ページを確認し、名前とともに「院長」「常勤医」「専門医」などの記載があるか確認しましょう。


実績と経験を確認する

ICL手術は専門的な知識と技術が必要なため、病院の実績や医師の経験をチェックすることが大切です。症例数が多いほど、医師の技術力や手術の精度が高まる傾向にあります。


年間の手術件数が多い病院(概ね300眼/年以上)では、ICL手術が定期的に行われているため、安定した技術が期待できます。また、公式サイトなどで、執刀医名とその略歴、手術実績を公表している施設は、透明性が高く信頼できるでしょう。


医師の資格や専門性を確認する

ICL手術を担当する医師の資格や専門性も重要なポイントです。特にICL手術認定医の中でも「ICLインストラクター」の資格を持つ医師は、専門的な研修を受けており、一定以上の執刀数と確かな技術を備えています。


さらに、学会での講演や最新の技術を学んでいる医師は、より精度の高い手術を提供できる可能性があります。カウンセリング時に、医師の知識や対応の丁寧さを確認することも、安心して手術を受けるためのポイントです。


患者の口コミや評判をチェックする

実際にICL手術を受けた人の口コミや評判を参考にすることで、病院の対応や医師の技術力を把握できます。公式サイトのレビューだけでなく、第三者の口コミサイトやSNSの評判も確認すると、より客観的な評価が得られるでしょう。


もちろん、匿名の口コミには、恣意的なものや信頼性の低いものも多いですが、特に、術後の満足度やアフターケアについての感想、術者からの返信があれば、病院選びの参考になります。


料金体系が明確であるか確認する

ICL手術の費用は病院によって異なるため、料金体系が明確な病院を選ぶことが大切です。手術費用には、検査費、手術費、術後のケア費用などが含まれるのが一般的ですが、追加費用が発生しないか事前に確認しておきましょう。


滅多にないことですが、料金が不明瞭な病院では、予想外の費用がかかるケースもあるため、事前のカウンセリングで費用の詳細をしっかり確認することが安心につながります。


低価格を売りにしていないかをチェックする

ICL手術はオーダーメイドのレンズを使用するため、一定の費用がかかります。そのため、過度に低価格を強調している病院には注意が必要です。眼内レンズは半永久的に使用するものであり、品質の高いレンズを用いることが視力矯正の成功につながります。


コストを抑えるために、ICLではない後発品(手術医としての認定を必要としない)だけを使ったり、アフターケアが不十分なケース、また、低価格の理由で最も多いのが、認定を取得したばかりの経験の浅い医師に、なんとか手術経験を積ませようとしている可能性もあるため、価格だけで判断せず、医師の技術力やフォロー体制を重視することが大切です。


ICL手術とレーシックの具体的な違い

視力矯正を考える際に、ICL手術とレーシックのどちらが適しているか迷う人も多いでしょう。どちらも眼鏡やコンタクトレンズを必要としない生活を目指せる方法ですが、手術の仕組みや特徴には大きな違いがあります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。


角膜への影響

ICL手術とレーシックの大きな違いの一つは、角膜への影響です。


レーシックでは、角膜の表面をレーザーで削り、光の屈折を調整することで視力を矯正します。そのため、角膜が薄い場合や強度近視の人は手術を受けられないことがあります。また、角膜を削るため、一度手術を行うと元に戻すことはできません。また、角膜の形を変えると、角膜表面で光のロスが生じ、見え方のくっきりさが若干落ちます。


一方、ICLは角膜を削らず、眼内に特殊なレンズを挿入する方法です。角膜の形状を保ったまま視力を矯正できるため、見え方の質が高く、また手術後の視力が安定しやすいとされています。角膜への負担が少なく、LASIKのように広範囲に角膜の神経を切断しないのでドライアイになりにくいのも特徴です。


視力の持続性

レーシックは、手術後しばらくは視力が安定するものの、数年経つと、薄くなった角膜の形が変化し、視力が低下するケースもあります。特に強度近視の人は、再手術が必要になる、あるいは再手術も出来ないので、ICLを入れて再矯正されることもあります。


ICLは、眼内にレンズを挿入するだけの手術のため、視力の変動が少なく、長期間安定する傾向があります。また、ごくまれに見られる視力の変化に応じてレンズを交換することができるため、将来的な対応も可能です。


手術の可逆性

レーシックは、角膜を削る手術のため、一度行うと元の状態には戻せません。将来的に別の治療が必要になった場合でも、角膜の厚さや状態によっては対応が難しくなることがあります。


ICLは、必要に応じてレンズを取り出すことができるため、可逆性がある手術です。視力の変化に応じてレンズを交換したり、取り除いて元の状態に戻したりすることができるため、柔軟な対応が可能です。


費用の違い

レーシックは、器械で大量生産出来る治療なので、その費用は、一般的に20万円から40万円程度で、比較的手頃な価格で受けられる視力矯正手術です。ただし、手術方法や使用する機器によって料金が異なるため、事前に確認することが重要です。


一方ICLは、1例1例、医師による手作業で、且つ全国約300名の認定医のみが行う手術であるため50万円から80万円程度とレーシックより高額ですが、その分長期的な視力の安定や可逆性といったメリットがあります。レンズ自体のコストが高いため、手術費用が高くなる傾向がありますが、視力の変化に応じて対応できることを考えると、長期的な視力矯正を求める人には適した選択肢となります。


ICL手術を受ける際は、医師の経験や実績、手術前の検査内容、料金体系の透明性をしっかり確認することが大切です。また、費用の安さだけで判断せず、使用するレンズの品質や術後のサポート体制にも注目しましょう。

おわりに

信頼できる病院を選ぶことで、視力矯正の成功率が高まり、長期的な満足度も向上します。納得のいく選択をするために、事前の情報収集をしっかり行い、自分に合った病院を見つけてください。快適な視界を手に入れ、日常生活をより豊かに過ごせるよう、慎重に準備を進めていきましょう。

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